わたしは9月の半ばから1日1点の習作や小品をSNSでアップしています。
日々の制作に充てられる時間は、一日あたり30分~1時間余り。
もともと絵をかくのには時間がかかるほうなので、チョッとハードルの高いチャレンジです。
それでも、日常生活の中での優先度の低いことや身にならない習慣を省いて制作時間に充てることができるので、続ければ続けるほど充実感が得られます。
ネット上では多くの人が作品をアップしているので、観賞もできて刺激になっています。
なかには、ぜひリアルで観たい作品に出会うことも多々あります。
そして、適度に見られている意識を得られるので緊張感を保つことができています。
最初は、かつて猛烈に学んでいたのにもかかわらず、長いブランクを否めない描写力や表現の拙さに恥ずかしさを覚えていました。
時を経ても捨てきれずに残っていた、なけなしのプライドも見事に吹き飛ばされました。
されど、そこを通り越したときには絵を学び始めたころのピュアな気持ちがそのまま戻ってきました。
それは画学生、そして作家活動というプロセスを経て失ってしまったものでした。
再び絵をかくことができるようになってから少しづつ制作する頻度が増えました。
そして、いまは毎日続けています。
かつてのわたしは ”無いもの”ばかりに目を向け、数えていました。
そして ”自分責め”を繰り返していました。
わずかながらも応援してくれる人もいたはずなのに、批判する人の方ばかりを向いていました。
そして制作すること自体が徐々に苦行になっていったのです。
いまはといえば、社会生活を送りながら続けていることは昔とは変わらないし、決して続けていくための快適な環境を整えきれているとはいえない状況にいますが、満足と感謝の気持ちばかりが湧き出てきています。
たとえ、一時的に筆が進まない状況に陥っているときでさえも。
わたしの大好きなヨガの恩師の言葉にこうあります。
”何か良いことのために信念をもって事を行うこと。そして満たされた心から来るものが、自らにも周囲の人々にも良い影響を及ぼすものです。”
これからも満たされた心を保ちながら、制作を続けて行けるようにしていきます。
きょうも制作が続けられることに感謝。
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