What is Love?

Path of love

 

幼いころに度々目にしていたものは、その後の人生にも思いがけず影響を及ぼすものだと思います。
たとえば、保育園や学校に飾られていた絵画だったり、額装されて掛けられていた先人の言葉や格言など。

わたしにとってのそれは、実家の居間の鴨居に掛けられていた、縦書きの毛筆による書でした。
そこには ”真実の愛”と書かれていました。

それは両親が結婚して間もない頃に、地元にある神社の神主さんから贈られた書でした。

 

 

わたしは物心つく前から、毎日のようにそれを目にしていました。
その後、ひらがなや漢字を習うまでの間も、意味がわからなくともずっと目にしていました。

 

そして、文字としての意味がわかるようになってからは、
『はたして、”真実の愛”ってどんなものなんだろう?』と、度々考えるようになりました。

母親にも何度か尋ねた覚えがあるのですが、はっきりとした答えを教わった記憶はありません。
きっとそのときの母親は、
『娘の ”なぜなぜ期”がぶり返したのだろうか?』と困惑していたのだろうと思います。

 

当時の両親からすれば、
「あの書は神社さんから頂いたものだから。」
という理由で、いわば縁起物として居間に飾っていたようでした。

 

瓦のような質感の立派な額に入れられ、子どもの目線よりもはるかに高い場所に飾られていたその書を、何度も目にしながら成長するうちに、わたしはその ”真実の愛”こそが、人の生きる目的なのではないかと信じるようになっていきました。

 

その後、年月が経ち、大人に近づくに伴って色々なことを知るようになる過程で、単に恋人や伴侶を探し求めることが ”真実の愛”へたどり着く道だと信じていたのですが、心のどこかでは、

『何だかそれだけではない気がする。』と、感じていました。

 

生きてくる過程で美術を学び、社会で働くことを学び、ヨガを続けてきた中で多くを学んできましたが、そうして選んできたカテゴリというのは、実は枝葉のようなもので、根幹にあった人生の本当の目的とは、
”真実の愛”に触れることだったのかもしれません。

 

今後、このブログの中でわたしなりに学んできたことを綴っていきたいと思います。

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