きょうは七夕ですね

Path of love

 

きょうは 7月7日、七夕ですね。

毎年この時期になると、ショッピングモールやスーパーなどには、屋内に大きな笹が立てられていて、お客さんが短冊を書いて飾ることができるコーナーをよく見かけます。

きょう利用した商業施設でも、そんな参加型のコーナーがあったのですが、そこでは今まで見かけたことのあった七夕飾りのなかでは珍しく、渋い色合いの短冊が使われていました。

アースカラーと言われている色会いに近い、和風とも言えそうな色でした。
SDGsに関連させて再生紙を使ったりしているのかな?

ぱっと目に入ってきたのは、世界の平和を願う言葉でした。
何だか暖かい気持ちになりました。

わたしも短冊を書くなら、平和と健康を願います。
欲しいものや願望はいくつもあるけれど。

 

大きな笹が飾られているのを見ると、小学生の頃の記憶を思い出します。

わたしが通っていた小学校では、毎年恒例の七夕祭がありました。
体育館に5メートルほどの丈の笹が10本ほど立てられて、折り紙や画用紙で作った七夕飾りや、短冊を各々で書いて飾っていました。

それは、小学3年生の頃でした。
わたしは、夕方のクラブ活動で園芸クラブに入っていました。
当時の園芸クラブには、わたしの他には同学年の男子が3人程入っていたのですが、彼らは初日に参加した後は、つまんないからと言って来なくなりました。

顧問の おさむ先生とほぼマンツーマンで、花壇にホウセンカを植えたり、グラウンドの隅っこの金網の傍のスペースを耕して、ヘチマを育てていました。
いま、小学校で鍬(くわ)の使い方を習うことなんてあるのかな?

 

7月初旬のある日、クラブ活動の時間になると、おさむ先生はわたしを笹取りの仕事に同行させました。

当時、笹取りは5、6年生の男子が毎年行っていたのですが、その年は人手が足りなかったので、園芸クラブだからということで、急きょ駆り出されたのでした。

一輪車に鉈(なた)を数本積んで、小学校から数キロ離れた藪に笹を取りに行きました。
まだ3年生だからということで、鉈を使う作業はしなくてよかったのですが、図工で使っていた工具で余分な枝を落としたり、付随する作業をしていました。

やぶ蚊に何か所も刺されながら、汗だくになっての作業でした。
田舎だったうえに、危機管理もさほど考えずにいられた時代だったので、今では考えられないようなことが普通に行われていました。

帰りも笹を道路に引きずらないように支えながら運んだのですが、数人がかりでも重たくて、ほんの数キロメートルが、数倍の距離に感じました。

 

わたしは幼少の頃は病弱でした。
近所に住む1学年上の男子からいじめに遭っていたこともあり、彼と遭遇しそうな時間には、外に出ることができませんでした。

不幸中の幸いだったのは、彼は大人や学校の先生の前ではわたしをいじめることはなかったことです。
おかげで何とか学校には通い、クラブ活動で土を触っているうちに、わずかながらですが健康になることができました。

近年、アーシングと言われる健康法が取り上げられたりしています。
砂浜や土の上を素足で歩くことが、健康上のメリットがあるという考えです。

農業をしている人が長生きの傾向があるのも、体を動かすことと共に、そういった自然からの恩恵も得ているからかもしれないですね。

平和も健康も、できることをしていくことで維持していきたいですね。

 

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