先月に木製パネルを作っていたときに、ふと子どもの頃に木版画が好きだったことを思い出したので、残っていた木材を利用して小さな木版画を制作してみました。
よく考えてみたら、木版画を制作したのは20年ほど前に年賀状の挿絵にするために制作して以来だったことに気付きました。
版画用の版木ではなくベニヤ板を使用したのですが、やっぱり繊細な表現は難しいですね。
ちょっと油断すると、残したい部分まで崩れ落ちてしまいます。
なかなか思うようにいかないことばかりで、まだまだ練習が必要だという実感を得ながらも全ての工程がとても楽しいと感じました。
思えば、純粋に制作を楽しむことができたのは、10代の初めごろに美術を学び始めてから数年間だけだった気がします。
版画には筆やペインティングナイフでえがいた絵画とは異なる味わいや魅力があります。
手のひらサイズの小さな木版画ですが、日々継続して制作を続けていきます。
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