蛍光色の刺激と気づき

美術

きょうは普段とは違う素材で絵の練習をしてみました。

久しぶりに手にしたアクリルガッシュ(艶のないマットな仕上がりになるアクリル絵の具)、
初めて使う蛍光色のカッティングシート。

 

普段ならば、きっとやらないことをあえてやってみると、思いがけない発見があるものです。

 

 

最初は、画用紙にアクリルガッシュで地塗りをしました。

ガッシュ独特の香りがしてきたせいなのか、10代の頃に初めてアクリルガッシュを使い始めた頃は、厚塗りをしてひび割れしてしまったことを思い出しました。

 

最初はカッティングシートを波線状に切ったものを、地塗りを施した画用紙に貼ってみました。

※蛍光色の刺激が強いので、画像にはグレートーンをかけてあります

 

次は、カッティングシートを小さな円形に切ったものを画用紙に貼っていきました。

自身でも驚いたのですが、作業を始めてから1時間もしないうちに目がチカチカしてきて、蛍光ピンク色を見るのも苦痛になってしまいました。

視界に入る範囲にあるカッティングシートを裏返したり、サングラスをかけて作業を続けました。

 

※蛍光色の刺激が強いので、こちらの画像にもグレートーンをかけてあります

 

ひと昔前の話ですが、テレビアニメで黄色と赤の点滅するシーンが放送されたときに、それを見ていた子どもたちが、体調不良を訴えたという事件がありました。

脳の発達段階の子どもたちにとっては、目から入ってきた情報の処理が追い付かず、脳に急激な負担がかかってしまったことが原因だったのです。

 

何度か同じ作業を繰り返すことで、蛍光色の刺激に慣れるものなのかもしれませんが、
蛍光色を連用している作家さんは、本当に凄いと思いました。

そういえば、学生時代に一部の同期が草間彌生に憧れていたけれど、とても真似できないと思ったものです。

 

今回は、普段やらないことをあえてやってみて、いつもとは違う頭を使ったからなのか、次の制作に繋がるアイディアや、制作とは関係ない日常生活に役立つアイディアまで浮かんできました。

こういった作業は、スランプに陥ったときに行うと良いのではないかと思いました。

 

・・・注意したいところは、蛍光色はあまりおすすめできないということです。
目も脳も、ものすごく疲れます。

パステルカラーや落ち着いた色を選択すると良いでしょう。

 

またひとつ、よい作品を制作するための工程を積むことができました。

多くの方々に作品をみていただくために、今後も制作に励みます。

 

それでは。

 

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