アクリル画の制作

美術

 

長雨の後にいったんぶり返した残暑も落ち着き、朝晩も涼しくなりましたね。
作品作りをするうえでも快適な季節がやってきました。

先月中頃に作り溜めていたパネルに下地を施して、絵をかき始めていました。

構想や下絵をもとに手を動かしているうちに、もっと面白い作品に繋がるアイデアが出て来たり、その先に作りたい作品のアイデアを思いつくことも多く、メモを取ったり制作日記をつけたりしています。

 

今回は、何枚か描き溜めていたスケッチをもとに制作を始めました。
まるで理科のスケッチのようですね。

 

 

学生時代に使っていた面相筆を使って下絵をなぞりました。
これは八重咲コスモスを描いたものです。

 

面相筆は日本画用のものですが、学生時代にテンペラ画(卵の黄身などの定着液に顔料を溶いて制作する古典絵画技法)の授業で、主にハッチングという網掛け技法をする際に使いました。

 

書道の筆のように含みが良いので、水彩画やアクリル画にも使える便利なものです。

 

 

 

 

頭のなかのアイデアや、かきたい絵のイメージは無限に広がっていますが、実際に手を動かしながら行う作業というものは、じつに地味なものばかりです。

わたし自身も決して辛抱強いタイプではないのですが、こういった作業だったら何時間でも続けることができます。

 

 

現在、2点の作品を同時進行で制作しています。
こちらはレモンリーフという木の枝葉です。

 

 

 

どちらも制作途中ですが、途中の経過も完成された状態と同じように様々な表情を見せてくれたり、深い学びがあるものなので制作日記と共に大切にしていきたいです。

 

 

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