わたしは日頃から 20分ほど散歩をしています。
最近は、朝から暑い日も増えてきたので早朝に歩くことが増えました。
散歩にはメリットがたくさんあります。
健康に良いことはもちろんですが、考えがまとまらないときや、アイデアに詰まったときに散歩をすると、絡まっていた思考が緩んで、物事が良い方向に進んで行くことがよくあります。
今朝は途中の道で、セミの鳴き声に気付きました。
今年はじめて聞くセミの声でした。
諸説あるようですが、大地の温度がある程度高くなると蛹(さなぎ)が地上に出てきて、成虫になるそうです。
だから、必ずしも梅雨明けと共にセミが鳴き始めるわけではないそうですが、真夏の訪れを感じさせてくれる、ひとつの風物詩と言ってもよいのではないでしょうか。
セミの声が聞こえてくる樹木を見渡したのですが、セミの姿を見つけることはできませんでした。
随分と上の方にいたのかな?
いまから3か月余り前は、この木には桜の花が咲いていました。
そして、いまは成虫となったセミがいます。
ずっとずっと繰り返されてきたであろう、季節の移り変わりに思いを馳せていました。
その後、公園を通り抜ける際に、セミの蛹(さなぎ)の抜け殻を見つけました。
子どもの頃には、なんの知識もないうちから目にしてきたことが、後には知識を得ることで理解していくけれど、科学的な事実をどれだけ知っても、神秘性は失われることはなく自分の内側で残り続けているのを感じています。
それは、きっと見たり触れたりすることで、人がさらに元気になるような代物。
言葉で表現するのは難しいのですが、そういった世界のダイナミズムのようなものを表現していきたいと思っています。
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